お寺の護摩焚き祈祷とヒーリング どちらが貴方向き?

こんばんは、照庵です。

以前、在家の人が修行を終えて僧侶になる難しさを書きました。

もう少し詳しく書くと、私は真言宗なので四度加行を結願すると教師、所謂、阿闍梨になれます。

ただ仕事をしながら四度加行を行うと、どうしても1年は最低でも掛かるのでそれなりの覚悟が必要です。

なので、真言宗の寺院によっては最初の入門は緩やかでも、この四度加行は真言宗の僧侶を志す以上は、乗り越えないと行けない必須のものかと思います。

ただ真言宗では無いメジャーな宗派で、推薦を頂き2週間の合宿に参加すれば僧侶の道が開かれるとお聞きした事もあります。そこはお調べになられると良いかと思います。

では、真言宗で教師として許しを得る事で、他の僧侶には無いもので得られるものは何でしょうか?

大きなものとしては、他の一部の宗派を除いて見られない、護摩焚き かと思います。

護摩焚きは、火を使用しながら真言をお唱えして行くので、如何にもと言ったら失礼ですが、

効力が目に見えてヴィジュアル的に神秘的です。

よくテレビ映えするのが、この護摩焚きの場面を一度はテレビで見られた方もいらっしゃるのでは。。

では、当方は何故、護摩焚きよりも、ヒーリングと云うやり方で依頼者に僧侶として祈るのかと云うと、

それは、護摩焚きなどの加持祈祷は、願掛けの様に依頼された方の一方通行な想いの方が強く、これは加持祈祷持つイメージから来てしまっていると思われます。

どうしても魔術的神秘的イメージからか護摩焚きさえすれば安心と云う、想いの実現を自らの力で得たいと云う感じでは無い方が多いからです。

祈りだけでは、良き事は起こらず、祈りと共に自らが行動を起こすほんの少しの勇気 が大切なんだと思っています。

だから護摩焚きも素晴らしい祈祷ですが、一方通行では無い、依頼者の思いを聞き話してから行うヒーリング🟰背中を押す力、依頼者の勇気が良き方向に向く様に、、と、僧侶なりに工夫しつつ、好んでお勤めさせて頂いております。

合掌

 

 

真言宗僧侶であり占術師。

真言宗僧侶であり占術師。(僧侶は中院流にて授かる)

ある旅の途中で古来の伝統的霊能者のユタの存在を知り、そのユタからタロット占術や瞑想、チャネリング、ヒーリングの伝授を受ける。また、東洋西洋問わず、祈りの想いは一つである事を信条に、密教僧でありつつも、西洋魔術やエネルギーアートにも精通し実施している。

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